髪の毛がパサパサになる原因とは?弱酸性やアルカリ性の解説。
髪の毛はもともと弱酸性(pH4.5~6.5)で、その状態が刺激に対して抵抗力があり、傷みにくい状態です。
酸性やアルカリ性の強さを示す尺度としてpHがよく使われ、pH4.5~6.5くらいが等電点と言われます。
髪の毛は等電点よりアルカリ性に傾くほど、柔らかくなり、ふやけて溶けやすい性質になります。逆に等電点よりも酸性に傾くと硬くなります。
アルカリ性に傾いてしまった髪の毛は刺激に対して抵抗力がなく、傷つきやすく、毛髪ケラチンがシャンプーで洗った際に溶け出して、流出してしまい、ダメージがどんどん進行するのでパサパサになってしまいます。
パーマやカラー、縮毛矯正などの施術は使用する薬剤の性質上、髪の毛をアルカリ性に傾けてしまいます。 なので、施術後は髪が傷みやすい状態になるので美容室ではアルカリ除去剤やトリートメントで弱酸性に傾けるといった対策をします。
自分自身でできることは?
美容院でのケア以外で自分自身でできることは
- アミノ酸のシャンプー・トリートメントなどの弱酸性の製品を使う
- 洗い流さないトリートメントを使い髪の毛を刺激から保護する
- 高い頻度でのカラーやパーマは控える
「髪の毛を弱酸性の状態にして刺激に大して抵抗力を強くしておく」ことはヘアケアの基本なので覚えておいてもらえれば幸いです。