髪の毛のダメージの原因とは?タイプ別の解説。
髪の毛は日々、さまざまな刺激にさらされています。
カラーやパーマ、縮毛矯正などの施術の際に用いる薬剤による化学的ダメージ。
シャンプーやタオルドライによる摩擦、ドライヤーやアイロンによる熱などの物理的・機械的ダメージ。
紫外線や空気の乾燥による自然からのダメージ。
大きく分けるとこれら3つの刺激にさらされています。
あなたが髪の毛のダメージを実感される時はどのようなときでしょうか?
おそらく
- 毛先のパサつきやゴワつき 枝毛や切れ毛
- ツヤ感や手触りの悪化
- シャンプー時やシャンプー後のきしみ、クシ通りの悪化
- 弾力やハリがなくなる
- まとまらずおさまりが悪い
これらのような髪の状態の時ではないでしょうか。
では、髪の毛がどのようになるとこのような状態になるのか解説していきます。
毛先のパサつきやゴワつき
髪の内部のNMF(ナチュラルモイスチャーファクター。天然保湿因子。)の流出。熱変性などによって起こります。 対策としてはセラミドなどの保湿成分を補給するのが効果的です。
枝毛や切れ毛
髪の内部のマトリックスの流出とキューティクルのはく離によって起こります。 乱暴なブラッシングやコーミングが原因なので、対策としては洗い流さないトリートメントなどでコーティングしてブラッシング・コーミングしやすい状態を作ることが効果的です。
ツヤ感や手触りの悪化
キューティクルの毛羽立ちや剥離が原因です。 カラー(特にブリーチ)やパーマなどの化学的ダメージが重なると起こるので、期間を置かずに薬剤を用いた施術は控えましょう。
シャンプー時やシャンプー後のきしみ、クシ通りの悪化
キューティクルの剥離や油分の減少などにより起こります。 対策としてはオイルタイプのトリートメントなどを使用して油分を補給することが効果的です。 弾力やハリがなくなる パーマやブリーチの過剰作用などでマトリックスが流出・脆弱化によって起こります。 対策としてはアミノ酸やケラチンなどのたんぱく質を補給することが効果的です。
まとまらずおさまりが悪い
カラーやパーマ等の化学的ダメージで刺激に弱くなった状態の髪を乱暴に扱うと起こります。濡れた状態でひっぱったりするのは特にNGです。 対策としては弱酸性シャンプー・トリートメントなどを使って、髪の状態を刺激から強い弱酸性にするのが効果的です。
まとめ
原因のタイプによって髪の毛が受けるダメージのタイプも少し違ってくるので、あなたの髪の状態にあった対策を取るように意識することもヘアケアにおいて重要です。